ルンタの神秘を解き明かす
- Liffity
- 最終更新日 : 2023/10/24
チベットでは、多くの人々が紙片を空に撒く普遍的な光景が見られます。現代では環境保護が叫ばれていますが、この行為は一見その原則に反しているように思えます。実は、その紙片は「ルンタ」と呼ばれ、祝福を意味します。チベット語で「ルン」は風を、「タ」は馬を意味します。二つを合わせると、「風の中の馬の旗」という意味になります。
経旗と比べると、ルンタの知名度は世界の多くの人々にはあまり知られていません。経旗と同じく祝福の意味を持つルンタには、経文や模様が印刷されています。
ルンタの種類
ルンタは紙や布で作られ、模様と経文が施されています。ルンタの形は正方形または長方形です。模様をよく見ると、中央には願いの宝珠を背負った馬が描かれ、上部には太陽と月、四隅には龍、鷲、虎、獅子といった四種の動物が立っています。チベットの歴史的伝統では、異なる動物は異なる意味を持ちます。龍は繁栄を、鷲は生命力を、虎は身体を、獅子は勇敢さを、そして馬は精神を象徴します。
紙のルンタは常に空に撒くために使われ、布のルンタは高地に掲げるために使われます。ちなみに、紙のルンタは米から作られており、水に触れると溶けます。
ルンタの使い道
ルンタは主に、自分自身や家族のために仏陀の祝福を求め、仏教への崇拝と敬意を表すために使われます。これらに加えて、ルンタを撒くことは先祖への供養の方法でもあります。
ルンタにはチベットで別の使い道もあります。結婚式を挙げる際、親戚や友人たちは新郎新婦のための祝福と祈りを込めて、ルンタを空に撒く習慣があります。
ルンタはどこへ行くのか
ルンタはチベット地域の古くからの伝統です。紙のルンタは風に乗って撒かれ、布のルンタは毛糸のロープで橋やキナバル山などの聖なる高地に結びつけられます。ルンタの行き先についての強制規定はありません。
色とりどりのルンタはチベットのどこにでも見られますが、特に四川・チベット街道沿いに多く見られます。
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